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【思考を豊かにできる映画】『マイ・プレシャス・リスト』感想・ネタバレ


 人間社会において、人との関わりは必要不可欠です。家族や恋人、職場など何かしらで人とは関わりを持っています。しかし、人と関わっていくと、その人の嫌なところとかが見えてきたら、苦手になってしまったりと距離を置いてしまう事もあります。

 そんな人との関わりを考え直してくれる作品が『マイ・プレシャス・リスト』です。

 頭が良い分捻くれ者で、何事にも否定的な主人公が人との関わりから自分のそれまでの考え方を変えながら自分の幸せを見つける物語です。

作品の評価

総合:( 4.0 / 5.0 )

作品の評価について

 

劇場公開:2016年

上映時間:98分

制作国:アメリカ合衆国

出典:映画『マイ・プレシャス・リスト』予告編

 

ミドルネームについて

 作品内ではキャリーが婚約中の彼マットと出会った時に職場のサラから「愛していれば知っているはずよ」とマットから婚約者のミドルネームを知っているか確認してみたらと提案するシーンがありました。なぜ、私はなぜミドルネームを確認する疑問に思いました。その為、少しまとめてみました。

 

ミドルネームとは

 ミドルネームはファーストネーム(名前)とラストネーム(名字)の間に入る名前のことです。日本では馴染みがないですが、英語圏では馴染みのある名前です。

 

ミドルネームが持つ意味合い

  • キリスト教の洗礼
  • 祖先の名前
  • 自分の旧姓
  • 母方の姓
  • 尊敬する人物名

 

親しい間柄

 アメリカ人は誰とでも互いをファーストネームで呼び合うのが普通です。しかし、本当に親しい仲になると、ニックネームやミドルネームで呼び合うようになるそうです。そのため、マットは婚約者のミドルネームを知らなかった場合は本当に親しい仲とは呼びにくい考えにくいという事になります。
 このことを知った上で、作品を最後まで見るとキャリーが最後に出会う彼の行動はまた違った感じに思えるようになります。

 

作品内容

 

出典:【映画.com】

 

キャスト

ベル・パウリー / キャリー・ピルビー
出演作
『ミニー・ゲッツの秘密』(2014年)
『ザ・インターセクションズ』(2016年)

ネイサン・レイン / ペトロフ医師
出演作
『プロデューサーズ』(2005年)
『くるみ割り人形』(2009年)

ガブリエル・バーン / ダニエル・ピルビー:キャリーの父親
出演作
『ゴースト・シップ』(2002年)
『チリ33人 希望の軌跡』(2015年)

ジェイソン・リッター / マット:婚約中の彼
出演作
『ザ・イースト』(2013年)
『7ミニッツ』(2014年)

コリン・オドナヒュー / デヴィッド・ハリソン:大学教授
出演作
『ザ・ライト -エクソシストの真実-』(2011年)
『ストレージ24』(2012年)

 

マイ・プレシャス・リスト あらすじ

 ニューヨークのマンハッタンで一人暮らしをしているキャリーはハーバード大学を飛び級で卒業した天才児です。しかし、頭が人より良いがために他人とは関われをもとうとはせず、読書ばかりして日々を過ごしていました。

 ある日、セラピストのペトロフ医師に「年末までに成すべきリスト」をこなしてくるように言われます。最初は仕方がなくリストをこなしていました。

 しかし、リストをこなしていくとそれまで関わっていなかった人たちと関わりを持つようになります。次第に人と関わっていくことが増え始めていくキャリーは、徐々に考え方や行動に変化が生まれてきます。

 キャリーはリスト終えた年末にはどんな変化が待っているのでしょうか

 

感想:ネタバレも含む

 キャリーは大人びた考え方を持っているが、思春期な感じる主人公だと思いました。
 そのキャリーが自分にはない考えを持つ人たちと関わっていくなかで考え方や行動が変わり、次第に大人になっていくのを感じて面白い作品だと思いました。
 その中でも私が感じた所をまとめてみました。

  • 恋愛の形
  • 受け入れる
  • トラウマに向き合う
  • キャリーのリスト

 

恋愛の形

 キャリーは恋愛において一途で愛し合っている事が絶対必要という考えを強く持っています。しかし、社会に出て多くの人と関わっていとキャリーが思っている愛とは違う事が多くありました。婚約しているのに違う人と恋をしてみたい、体の相性で選ぶ関係、不倫、再婚とキャリーにとっては考えられない恋愛が溢れていました。
 そんないろんな形の恋愛を見てもキャリーが思う恋愛にたどり着いた事はすごく良いと思いました。

 恋愛の形は人それぞれあり、その人の考え方があると思います。それでも、自分の考える恋愛をしっかり見つめ納得する恋愛を見つけるようにしていかないと思いました。

 

受け入れる

 作品冒頭のキャリーは自分の考えが全て正しいという考えでした。それにより他人を見下すような考え方で、その考え方から人との関わりを極力避けていました。しかし、セラピストのペトロフ医師に「年末までに成すべきリスト」をやるよう言われ、こなしていくうちに多く人の考え方に触れるようになり、自分の考え方が間違っている事に気がつき相手の考えを受け入れるようになりました。

 自分の意見や考え方を変えるのは抵抗がありますし、嫌なものです。しかし、変えて方を変えてみる事により今までとは違った事に出会えたらするものです。私も自分の考えた方に縛られず、他人の意見を取り入れるようにして新しい発見が出来るようになりましたし、人の意見を聞くようにもしていきたいと思うようになりました。

 

トラウマに向き合う

 キャリーにとって大学時代の教授ハリソンとの恋愛はキャリーのこれからの人生に大きな影響を与えた出来事の一つとなりました。それにより、人間不信になってしまったと私は思いました。また、その時に渡した母親との思い出の本も渡してしまい、後悔も残る恋愛でした。しかし、父親と距離を縮めた事により、自分1人にでは踏み出す事も出来なかったが父親が協力してくれる事により取り返す為に教授の家に乗り込んで行って本を取り返す所は爽快でした。

 自分1人では物事を解決する事や行動に移す事は難しい事です。しかし、共感してくれる人となら解決できる事や行動に移すことも多くなり、勇気を持って行うことができると思います。
 自分1人でなんでも解決できればそれが1番良い事だと思います。しかし、1人でできる範囲は限られますし、限界ぎあります。その為、理解してくれる人に助けを求め、嫌な事はさっさと解決すれば良いと改めて思いました

 

キャリーのリスト

 作品内ではキャリーがペロトフ医師から「年末までに成すべきリスト」を記載します。
 人生を変えるために何かしたい方はまずはこのリストから始めてみるといいと思います。

  • デートに行く
  • 友達を作る
  • 誰かと大晦日を過ごす
  • ペットを飼う
  • 子供の頃からしなくなった事
  • 大好きな本を読む

 

まとめ

 いかかでした?少しでも見たくなった、興味が湧いたと思っていただければ幸いです。

 『マイ・プレシャス・リスト』は人との関わりから自らの人生を大きな変えることができると思わせてくれる作品です。

 是非、人との関わりから考える幅を広くして人生をより豊かにしていくきっかけに『マイ・プレシャス・リスト』を見て頂きたいと思います

 

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