普段の生活には決まった事の繰り返しで、そうそう面白いことは起こりません。しかし、思春期真っ盛りの高校生にはそれは面白いことの連続なのかもしれません。
そんな日常の些細な楽しいことを見つけてくれる作品が『男子高校生の日常』です。
男子校高校の生徒は何気ない高校生生活を送っていた。校内では「学園祭」の時期が近づき、いつもと変わらない学園祭が始まるものだと思われ、あまり盛り上がりに欠けていた。しかし、今年の学園祭は近くの女子校と合同で行われることが判明し、同級生の女子と関わりを持てるとあって、期待と興奮で大いに盛り上がり始めた。
劇場公開:2013年
上映時間:85分
作品概要
男子高校生の日常:原作
『男子高校生の日常』は、山内泰延による日常系コメディー漫画です。WEBコミック配信サイト「ガンガンONLINE」から2009年5月より連載が始まり、2012年9月に完結しました。単行本は「ガンガンONLINE」から1巻から7巻まで発売されています。
キャスト:出演者
今回は(俳優/役名)の順に記載しています。
菅田将暉 / タダクニ
出演作
『帝一の國』(2017年)
『糸』(2018年)
吉沢亮 / ヒデノリ
出演作
『ぼくが処刑される未来』(2012年)
『キングダム』(2019年)
野村周平 / ヨシタケ
出演作
『ちはやふる』(2016年)
『帝一の國』(2017年)
山本美月 / ヤナギン
出演作
『ピーチガール』(2017年)
『ザ・ファブル』(2019年)
岡本杏里 / りんごちゃん
出演作
『砂時計』(2008年)
『インターホン!』(2016年)
佐藤二朗 / 村松先生
出演作
『ザ・ファブル』(2019年)
『新解釈・三國志』(2020年)
監督 松居大悟
作品
『アフロ田中』(2012年)
『君が君で君だ』(2018年)
主題歌
チームしゃちほこ 『マジ感謝』
あらすじ
男子高校生のタダクニ、ヒデノリとヨシタケは互いにバカな事をしながら何気ない高校生生活を送っていた。校内では「学園祭」の時期が近づいていたが、いつもと変わらない学園祭とあまり期待はされていなかった。
ある日、突然近くの女子高の生徒会が校内に現れた。今回の学園祭は近くの女子校と合同で行われることが判明し、同級生の女子と関わりが持てるとあって、期待と興奮で大いに盛り上がり始めた。
タダクニはその生徒会と校内ですれ違ったタイミングで女子校の生徒会の誰かの落とし物を拾った。その落とし物の持ち主を探し返す為に、女子高校生を話そうと試みるがうまく話すことができずに時間だけが過ぎていく。
そんなことを繰り返し、学園祭当日になってしまった。タダクニは落とし物の持ち主に返すことができるのか。男子校、女子校の合同の学園祭は成功するのでしょうか。
感想:ネタバレも含む
『男子高校生の日常』は男子高校生の何気ない日常でも面白い出来事に変えてしまう創造と妄想が頻繁に繰り広げられた面白い作品でした。また、個性的なキャラクターが多く登場する事で作品をより面白くしていました。
しかし、この創造と妄想は同じ男子高校生となら面白く出来ますが、そこに女子高校生が加わると萎縮してしまい、リズムが壊れてしまいます。そんな男子高校生のリアルな日常を細やかみ描かれていて、まるで高校生の時に戻ったような感覚を感じれる作品でもありました。
今回は下記の3点について感想を書きました。
- 個性的なキャラクター
- 男子高校生の日常
- 男子高校生の非日常
個性的なキャラクター
この作品には多くの俳優が出演しています。しかし、その中には芸人やアイドルも多く出演していて、それにより作品をより一層作品を面白くしていると思います。
その中でも私が面白かったのは「東京03」の角田晃広さんです。角田さんは作品内では生徒会副会長役で登場していますが、高校生役にも関わらず、当時40歳という本来の高校生のふた周り上の年齢でした。しかし、歳を感じられないハイテンションで男子高校生になりきっていて面白かったです。
他にも、「たんぽぽ」の白鳥久美子さんや学園祭のライブスタージにはアイドルグループ「チームしゃちほこ」なども参加して、学園祭を盛り上げてくれていました。
しかし、作品を盛り上げるのは個性的なキャラクターだけではなく、男子高校生同士のテンションだと思います。
男子高校生の日常
側から見たら大したことがないことでも、仲のいい男子同士だとなんでも楽しいことに変えてしまうことができるのが高校時代だと思います。作品内ではそのような事が多く見ることが出来ます。
冒頭に少し長めの筒が落ちているところにタダクニ、ヒデノリとヨシタケが通りかかるとそれを拾いチャンバラを始め、ふざけ合っていたシーンはなんとなく私はわかる気がしました。
他にも、タダクニの家でヒデノリとヨシタケが集まって勉強?している時に、ふとスカートについて疑問が生まれる話し合うシーンは女子と関わることない男子ならではな事だなと思いました。
しかし、こんな楽しいテンションで盛り上がっていますが、そこに女子が少しでも関わる事で、世界が変わってしまうような変貌を遂げます。
男子高校生の非日常
男子校では女子との関わりがほとんどない為、関わりを持てるとあって、校内が大いに盛り上がりをみせるところはうまく再現していました。また、男子高校生が女子の関わり方がイマイチわかっておらず混乱しながら関わりを見せるところは面白かったです。
その混乱がよくわかるシーンが、文化祭準備中に細野がヤナギンらのグループに捕まりコスプレさせられ、助けに行くシーンで副会長が助ける為にテンションを上げ、大声で乗り込みますが男子のテンションでは受け入れられる面白さだったが、女子には通じず不発に終わって大きなダメージを受けながら細野を救い出したところは面白かったです。
私が1番面白かったところは、女子校側の生徒会が学園祭の打ち合せのために初めて男子校に来たとき、階段でタダクニとすれ違ったシーンです。りんごちゃんと目が合い、その後、落とし物を拾いますが、それを渡すタイミングを模索してウズウズしてるタダクニは面白いかったです。
それから何回かチャンスがあったのですが、話すことが出来ず学園祭の当日まで経ちます。話せないまま終わるのかなっと思いましたが、最後は落とし物を無言でりんごちゃんに返します。しかし、それはりんごちゃんのものではなく、近くにいた女子高生の物というどんでん返しがあったところは1番面白かったです。
まとめ
いかかでしたか?
『男子高校生の日常』は日常の何気ない事で面白い事に変えてしまう高校生のテンションの凄さを感じられる作品だと思います。
しかし、そのテンションも女子が関わると崩壊してしまう、リアルな日常が描かれていて面白いと思います。
ぜひ、日常の些細な事を面白くしてくれる映画『男子高校生の日常』を楽しいんでいただければと思います。
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