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【気軽に見られる脱出劇】映画『ロックアウト』感想・ネタバレ


 刑務所や実験施設から脱出する映画は追いかけてくる人から逃げながらあっと驚く脱出方法で脱出したり、脱出不可能なところにある施設から颯爽と脱出して見せたりという魅力があり、ついつい没頭してしまう作品が多いと思います。

 しかし、監獄などから脱出しようと考える人はほとんどが頭が良くて入念に考え抜いてから脱出することが多いです。

 ありきたりな内容ではなくて、普段とは一味違う脱出映画を見てみたいと思っている方に見て是非ほしい作品が『ロックアウト』という作品です!

劇場公開:2012年

上映時間:95分

制作国:フランス

作品の評価

( 2.8 / 5.0 )

作品の評価について

引用先:【YouTube】『ロックアウト』予告編

 

NSA CAIとは

 監獄からの脱出する映画はモデルとなる監獄や刑務所が存在するものですが、今回の監獄「MS-1」は宇宙空間に存在する監獄なのでモデルがありません。

 その為、作品の中に登場するアメリカの諜報機関のNSAとCIAについて少し説明する事にします。

 

NSA

アメリカ国家安全保障局 紋章

出典:【Wikipedia】

 NSAはアメリカ国家安全保障局(英語:National Security Agency 略称:NSA)という機関はアメリカ国防総省の情報機関です。主にネット通信等の電子機器による情報収集、分析などを行なっていると言われています。

 ロックアウトではスノーを捕まえたラングラルが所属している組織で、ラングラルはNSAの長官を務めていいます。


 

CIA

中央情報局の紋章

中央情報局の紋章

出典:【Wikipedia】

 CIAは中央情報局(英語:Central Intelligence Agency 略称:CIA)という機関で政府直下の情報機関です。こちらは主に人が情報収集を行なっています。こちらがスパイ活動してる組織という認識が多いと思います。
 ロックアウトではスノーが所属していた機関です。


作品内容

出典:【映画.com】ロックアウト

 

キャスト

ガイ・ピアース / スノー:元CIA工作員
出演作
『英国王のスピーチ』
『プロメテウス』 等

マギー・グレイス / エミリー・ワーノック:大統領の娘
出演作
『96時間』
『ナイト&デイ』 等

ヴェンセント・リーガン / アレックス:囚人のリーダ
出演作
『トロイ』
『300 〈スリーハンドレッド〉』 等

 

あらすじ

 西暦2079年に実験的に宇宙に建設された刑務所『MS-1』。そこに収容されている犯罪者は重犯罪を犯した人達だけを集め、冬眠状態で収容している監獄です。

 アメリカ合衆国大統領の娘であるエミリー・ワーノックはMS-1で宇宙開発のために囚人で人体実験をしているという噂を耳にして、事実なのかを確認するためにMS-1を訪問していた。しかし、エミリーが囚人から話を聞いている時に護衛のミスによりMS-1を囚人により占拠されてしまい、エミリーや監獄の職員等が人質として捕まってしまう。

 その少し前、組織の情報漏洩事件を追っていた元CIA工作員のスノーはある部屋で同僚の工作員が殺害された現場を訪れた。スノーは同僚の工作員が死に際に託された機密情報を守るために逃げる。しかし、逃げ切らないと分かると相棒のメースに機密情報を託し、スノー捕まってしまう。しかし、殺害現場に居合わせた事により同僚の工作員を殺害した罪を着せられしまいます。そのタイミングでMS-1の事件が起き、エミリーを救出する為にMS-1に侵入することになる。

 

感想:ネタバレも含む

 ロックアウトは作品のスピード感がすごく良かったです。事件が始まるまでの経緯をスノーの回想のようにしてスピーディーに済ませ、侵入から脱出するまでの間をボリュームを持たせ飽きにくくしてありました。少し強引な所もありましたが、そんなところもあまり気になりませんでした。

 また、刑務所に収容されている犯罪者が予測不能な行動ばかりして面白かったです。その中でも特にハイデルは異常さが飛び抜けており次の行動が気になっていました。

 ロックアウトはスノーがとにかくやる気のなさが感じられて面白かったです。嫌々エミリーの救出作戦に参加させられた感が滲み出ているのがかなり良かったです。

 しかし、刑務所に侵入するのだからそれなりの目的がしっかりあって、不本意に捕まってしまった相棒メースを助けるために奮闘するのは仲間想いで良い人だと思いました。自分も見た目で判断する事がありますが、人は見た目で判断できないと思ってしまう瞬間でした

 また、自分に課せられたミッションはしっかりこなし、要人をしっかり脱出させようとするところも感銘を受けました。嫌々ながらもしっかり課せられた任務をこなすのはなかなかできないと思いました。

 スノーの相棒が不本意に亡くなってしまい呆然としているときにエミリーとの会話で娘が刑務所の囚人が不当な扱いを受けているという噂を確認するために訪問して事件になり、多くの人が犠牲になりったのに綺麗事言うなというシーン印象に残っています。

 エミリーも自分の目の前で多くの人が殺され、普通は殺意を抱いたり、復讐したりするものですが自分の信念を変えたりはしないのはなかなかできません。私は良く信念がすぐ揺らいでしまいますので、このぐらいの強い意思を持たないといけないと深く思いました

 

まとめ


 いかかでしたでしょうか?少しでも見たくなった、興味が湧いたと思っていただければ幸いです。
 私が思ったのは、ロックアウトは今までの脱出映画とは一味違う作品だと思いました近未来で宇宙を舞台にした監獄が新しいと思いました。また、近未来ということもありSFな感じが混ざりあって面白く見れたと思います